不倫純愛3年目

日々の出来事を綴ります。

心が死んだ10日間の話

約1年前、彼がコロナ になった時のこと。

 

 

 

 

ちょっと熱っぽいな〜という状況から始まり、

なかなか下がらないから

もしかしてと思った。

 

 

 

 

1年前はまだワクチンも広まってなくて、

重症化する人も多かったし、

病院のベットも全然足りてなかった。

 

 

 

 

そんな状況で彼はコロナにかかり、

熱も上がり続ける一方だった。

 

 

 

 

38〜39度の熱が1週間続き、

彼は体力的にもとても弱っていた。

 

 

 

 

全員がホテル療養や入院を

できるわけではなかったので、

彼は自宅で必死に頑張っていた。

 

 

 

 

(ちなみに彼は別居中で1人暮らし、

私は彼と遠距離)

 

 

 

 

私は彼が寝ている間に、

病状が悪化して死んでしまったら困ると思い、

電話を繋いだまま寝ずに様子を伺う毎日だった。

 

 

 

 

私は仕事もあったので、

昼間はとても心配だった。

彼の様子を見てあげられないから。

 

 

 

 

私は仕事の時間以外、

泣いてばかりだった。

 

 

 

 

不安で不安で、

心がほぼ死んでいた。

 

 

 

 

さすがに熱が長引きすぎているからと、

保健所からついに入院を勧められた。

 

 

 

 

「病院に入れるのは明日の昼だから、

それまでは自宅で待機してください」と言われ、

やっと安心できると思った。

 

 

 

 

彼が自宅で過ごす最後の夜、

彼はいつもより呼吸が苦しそうだった。

 

 

 

 

そして夜中、

「息がしにくい」と言い始めた。

 

 

 

 

私は、救急車を呼ぶことを勧めた。

そして私との電話を切り、

彼は救急車を呼んだ。

 

 

 

 

その間、いろいろなことを想像した。

救急車がいっぱいで対応してもらえず、

力尽きてるんじゃないか...とか。

 

 

 

 

彼からの折り返しは

なかなかかかってこなかった。

 

 

 

 

私は最悪の事態を考えてしまって、

「嫌だ。嫌だ」って

1人で泣きわめいていた。

 

 

 

 

そんな時、

やっと彼からの連絡があった。

 

 

 

 

まだ病院には行けなかったが、

救急車でいろいろ検査してもらって、

今のところ大丈夫と言われた。とのことだった。

 

 

 

 

安心した。

神様が助けてくれたと思った。

 

 

 

 

彼も安心したのか、

そのあとはすやすや寝息を立てて寝ていた。

 

 

 

 

そして朝になり、

病院に入れた彼。

 

 

 

 

そこからはもう本当の安心。

私はやっと人間に戻って(?)

久しぶりにゆっくり寝た。

 

 

 

 

この約10日間のことは、

思い出すだけで辛くなる。

 

 

 

 

でもこの経験をしたから、

彼の存在自体にすごく感謝できる。

 

 

 

 

今日も生きててくれてありがとうって

毎日思う。

 

 

 

 

これからも元気でいてね。